「悪の枢軸」という展覧会(1) メールアートギャラリー<アーティスト・スタンプ展> [メールアート]
二○○一年十月十九日、私は成田から釜山経由で済州に向かう機内にいた。この年、十月十八日から二十七日まで済州において大規模なメールアート展覧会が企画されており、それに参加するために現地に向かったのであった。この展覧会のおおもとの企画はソウル在住のキュレーターであるヤン・ジェイ・リーによるもので、サンフランシスコ在住のメールアーティストで、キュレーターでもあるジョン・ヘルド・ジュニアとのeメールによる企画打ち合わせにより「ピース・アイランド・メールアート」として実現したものである。ジョンは、この企画に韓国との距離も考えたのだろう、大阪在住の幸円良介をかませていた。展覧会の準備段階、幸円は済州に入りヤンやジョンと協力して会場の設営や期間中のイベントの企画、マスコミへのリリースなどの作成、支援をした。ただしオープンの際には教えている学校の都合から一旦大阪に戻っており、私が済州に到着したときには幸円は不在だった。ちなみに、明日は日本に帰るという夜に幸円と会った。同じ日本に住んでいても国内で出会うとは限らない。幸円とは済州で「はじめまして」ということになった。ちなみに、日本からはもう一人、松橋英一が参加したが、松橋とは日程の都合ですれ違いになった。
「ピース・アイランド・メールアート」名前がいいですね!!
by chako (2010-09-23 10:05)
chako様:コメントありがとうございます。チェジュ島のスローガンみたいです。「ピース・アイランド」は。この時の二日目にはチェジュの知事もレセプションに来られたり、TVの取材が入ったりで大変でした。
by ナカムラ (2010-09-25 09:52)