ハイレッドセンター展 [アート]

渋谷区立松濤美術館で2月11日から3月23日まで開催される「ハイレッドセンター:『直接行動』の軌跡」展の内覧会に参加した。高松次郎、赤瀬川源平、中西夏之の3人を中心にしたグループながら60年代に行動した多くの反芸術的な美術家やその後フルクサスのアーティストとなる美術家、音楽家などを巻き込んだ活動が印象的であった。当時の写真、貴重な資料、オリジナルによって構成された展覧会は思った以上に内容が濃く、見てゆくのに時間がかかった。第4の公式メンバーである和泉達さんの作品は初めて見たが、興味深い作品だった。同時代では体験できなかった、あるいは目撃できなかった我々にとって当時の写真と背景資料は貴重だ。とても面白かった。帝国ホテルでハイレッドセンターが行った「シェルター計画」ではオノ・ヨーコやナム・ジュン・パイクの参加資料が展示されている。当時のメンバーの多くが展覧会を行った内科画廊に一度は伺いたかったと思うが、現代美術に興味をもったころには逆にオーナーの宮田さんは釧路の病院に勤務されていた。本当に良い展覧会なので多くの方に見ていただきたいと思います。

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