名刺サイズアート交換会（３）メールアートギャラリー＜アーティストトレーディングカード＞ [メールアート]
（３）大きな展覧会などＡＴＣの広がり
九七年に具体的なアーティストトレーディングカードの制作と交換が始まって以来、さまざまな地域での参加、交換イベントが企画され、実行されている。カナダではバンクーバーやトロント、オタワ、カルガリーなどで、アメリカではデンバー、フィラデルフィア、ポートランド、オハイオ州のコロンブスなどで、もちろんスイスのチューリッヒ、ドイツ、ニュージーランド、オーストラリアなどで開催されている。実際のところ、こうした運動としてのうねりは、もともとの企画者であるスティルネマンのコントロールしている範囲を既に逸脱してしまっているようで、インターネットで「ATC」とか「Artist Trading Cards」で検索すると大量のホームページが存在しているのに気づかされる。どうやら、それは必ずしも、「ＣＯＰＹ－ＬＥＦＴ」の参加アーティストではなかったりもしている。スティルネマンの公式なホームページによれば、二〇〇四年六月の時点で百六十人のアーティストからの五千点のアーティストトレーディングカードがアーカイブされているという。「ＣＯＰＹ－ＬＥＦＴ」だけでも十五人×三三三号＝四九九五点のコレクションが完成しているはずである。メールアートのネットワークを使い、またインターネットによる波及、そして展覧会や交換会イベントを通じてメールアートのネットワーク以外にも波及してその勢力を拡大しているようにみえる。二〇〇〇年九月八日から三十日の期間、カナダのカルガリーのザ・ニュー・ギャラリーにおいて第一回国際アーティストトレーディングカード・ビエンナーレ展がドン・マービー、チャック・ステーク、バンチ・スティルネマンの三者共同企画により開催され、パネルディスカッション、ワークショップ、トレーディング・セッションなどが行なわれた。
チューリッヒのスティルネマンはArtist Trading Cards TRAVELLING ARCHIVEに関して自らのホームページにおいて「将来のパーマネントなＡＴＣの展覧会のために中核をなす作品群とするためにアーカイブを構築している」と記述している。「ＣＯＰＹ－ＬＥＦＴ」の中断は残念であるが、おそらくは将来の展覧会にむけてのアーカイブの整理に入ったのだと思うし、その全貌を一度見てみたい。スポーツもののトレーディングカードでは、実際に選手が使用したグッズの切れ端をはさんだ「メモラビリアカード」や直筆のサインカードといった希少性カードが大変な高値で取引きされるまでになり、一部では投機の対象とまでされていると聞く。アーティストトレーディングカードはあくまでも交換行為でなりたっており、売買がない。この精神で将来も続いていってほしいと思う。
※明日からは実際のアーティストトレーディングカードを紹介してゆこうと思う。
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カナダのＮＯＢＥＬ ＰＥＡＣＥ ＰＲＯＪＥＣＴからの招待
MAYWORKS WINDSOR 2010 and Artist Trading Cards Biggest Trade Ever
テーマ：CELEBRATION of MAY DAY 2010 in Windsor, PEACE WITH JUSTICE.
テーマによるアーティストトレーディングカードを１枚あるいはそれ以上制作して以下の宛先に送ってください。
サイズは天地８９ミリ、左右６４ミリ
裏面には作成日付を記載し、サインをいれる。
送り先：ATT:Mayworks ATC
ARTCITYE INC.
109 University West
Windsor Ontario N9A 5P4 CANADA
ほかのアーティストのカードとドキュメンテーションが送られます。
九七年に具体的なアーティストトレーディングカードの制作と交換が始まって以来、さまざまな地域での参加、交換イベントが企画され、実行されている。カナダではバンクーバーやトロント、オタワ、カルガリーなどで、アメリカではデンバー、フィラデルフィア、ポートランド、オハイオ州のコロンブスなどで、もちろんスイスのチューリッヒ、ドイツ、ニュージーランド、オーストラリアなどで開催されている。実際のところ、こうした運動としてのうねりは、もともとの企画者であるスティルネマンのコントロールしている範囲を既に逸脱してしまっているようで、インターネットで「ATC」とか「Artist Trading Cards」で検索すると大量のホームページが存在しているのに気づかされる。どうやら、それは必ずしも、「ＣＯＰＹ－ＬＥＦＴ」の参加アーティストではなかったりもしている。スティルネマンの公式なホームページによれば、二〇〇四年六月の時点で百六十人のアーティストからの五千点のアーティストトレーディングカードがアーカイブされているという。「ＣＯＰＹ－ＬＥＦＴ」だけでも十五人×三三三号＝四九九五点のコレクションが完成しているはずである。メールアートのネットワークを使い、またインターネットによる波及、そして展覧会や交換会イベントを通じてメールアートのネットワーク以外にも波及してその勢力を拡大しているようにみえる。二〇〇〇年九月八日から三十日の期間、カナダのカルガリーのザ・ニュー・ギャラリーにおいて第一回国際アーティストトレーディングカード・ビエンナーレ展がドン・マービー、チャック・ステーク、バンチ・スティルネマンの三者共同企画により開催され、パネルディスカッション、ワークショップ、トレーディング・セッションなどが行なわれた。
チューリッヒのスティルネマンはArtist Trading Cards TRAVELLING ARCHIVEに関して自らのホームページにおいて「将来のパーマネントなＡＴＣの展覧会のために中核をなす作品群とするためにアーカイブを構築している」と記述している。「ＣＯＰＹ－ＬＥＦＴ」の中断は残念であるが、おそらくは将来の展覧会にむけてのアーカイブの整理に入ったのだと思うし、その全貌を一度見てみたい。スポーツもののトレーディングカードでは、実際に選手が使用したグッズの切れ端をはさんだ「メモラビリアカード」や直筆のサインカードといった希少性カードが大変な高値で取引きされるまでになり、一部では投機の対象とまでされていると聞く。アーティストトレーディングカードはあくまでも交換行為でなりたっており、売買がない。この精神で将来も続いていってほしいと思う。
※明日からは実際のアーティストトレーディングカードを紹介してゆこうと思う。
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カナダのＮＯＢＥＬ ＰＥＡＣＥ ＰＲＯＪＥＣＴからの招待
MAYWORKS WINDSOR 2010 and Artist Trading Cards Biggest Trade Ever
テーマ：CELEBRATION of MAY DAY 2010 in Windsor, PEACE WITH JUSTICE.
テーマによるアーティストトレーディングカードを１枚あるいはそれ以上制作して以下の宛先に送ってください。
サイズは天地８９ミリ、左右６４ミリ
裏面には作成日付を記載し、サインをいれる。
送り先：ATT:Mayworks ATC
ARTCITYE INC.
109 University West
Windsor Ontario N9A 5P4 CANADA
ほかのアーティストのカードとドキュメンテーションが送られます。
楽しみにしています♪
by kuwachan (2010-03-25 01:35)
nice
http://kitanohotaru.blog.so-net.ne.jp/
by 北のほたる (2010-03-25 23:29)
最近、思い出したようにメールアートしました。世の中、スタイルがいろいろとあり、素晴らしいことだと思います。私と違った角度でのご紹介を楽しみにしてます。
by gey (2010-03-26 01:18)
北のホタル様：千歳でいらっしゃるんですね。訪問・コメントありがとうございました。千歳といえば写真家の服部冬樹さんはどうされているんでしょうか。
by ナカムラ (2010-03-26 12:38)
kuwachan様：コメントありがとうございます。少しの間、ＡＴＣを４枚くらいづつ紹介してゆきます。
by ナカムラ (2010-03-26 23:31)
gey様：コメントありがとうございます。そうでしたか、メールアートの展開も各人各様ですからね。今後とも宜しくお願いします。
by ナカムラ (2010-03-26 23:33)